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住まい

ブカレストの不動産について最近調べているんですが、
日本と違っていて面白いなあと思ったことがあります。

アパート・マンションのことなんですが、最上階と1階は
不人気なんです。1階が不人気というのは日本も防犯上
不用心であるという考え方からわかるんですが、最上階
は日本では上の階からの雑音が聞こえないから人気ですよね。
ルーマニアではここに、冷暖房の問題が関わってくるのです。

私も現在の住まいはマンションの最上階なんですが、
これが冬は寒くて夏は暑い、という構造になっています。

ブカレストの気候は、夏は40度、冬はマイナス20度にまで
なります。
ルーマニアのマンションの屋根には断熱材を使用していない
ところが多いです。夏は、最上階の部屋には屋根からの熱気が
直に伝わり、またエアコンの無い家庭がほとんどなので
暑くてこりゃたまらんというわけです。

また冬は、カロリフェルと呼ばれるお湯暖房を使用して
セントラルヒーティングになっています。全戸にお湯の通る
管が張り巡らされていて、それにより部屋が暖まります。しかし
これが最上階ですと、 下の階から伝わってきた空気の泡が
管の中につまり、まったく あたたまってくれない、ということが
多々あるのです。
私も実際、自分の部屋のカロリフェルの空気抜きを、毎晩寝る前
にしている のですが、それでも朝起きるとすでに冷たくなっていて、
極寒地獄ということもあります。
それなのに、セントラルヒーティングにかかるお金はマンションの
住民全員でワリカンにする制度が一般的なため、私は
下の階の人々と同額を支払っています。うちの部屋のほうが
ずっと寒いのにぃ~。

そんなわけで、マンションの最上階は、不利のことが多いです。
その分物件の値段も割安ですが。

by heedoosama | 2005-01-25 14:58 | ルーマニア全般  

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