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しばらくお休みします

すみません、「またかよ」って思うかもしれませんが、ブログの更新をしばらくお休みいたします。なぜかというと鼻毛が円形脱毛症になりそうなぐらい忙しいからです。なりません。
忙しくて、やらなきゃいけない仕事がある時に限ってブログ更新したくなっちゃったりするので、強制的に自分にブログ休止を義務付けます。
6月末か7月あたまぐらいにお会いしましょう。
ではまた。
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# by heedoosama | 2007-06-10 17:18 | 日々  

カンヌで賞獲得のムンジウ監督に盗作疑惑?

先日、カンヌ映画祭でパルムドールを受賞したクリスティアン・ムンジウ監督の"4 luni, 3 saptamani si 2 zile"(4ヶ月、3週間と2日)ですが、なんと、盗作疑惑が浮上してきました。
Dan Mihu(ダン・ミフ)というルーマニア人監督が「俺も共産党時代の非合法堕胎の話、撮ってるし!ムンジウは俺がその作品を出品したコンペの審査員を務めてるし!盗作された~」と言っています。私はミフ監督のもムンジウ監督のも、作品を観ていないので何ともいえませんが、ミフ監督のはどっちかというと宗教と神をからめたテーマのようで、「共産党」「堕胎」といったキーワードが共通しているものの、アプローチは違うのかなという気もしています。まあ観てないと何とも言えんです。

これに関して、ムンジウ監督は、以下のようにコメントしています。

「共産党時代の堕胎禁止に関しては、多くの監督がヒントを得るだろう。しかし、問題はそれをどうやって具現化するかということだ。共産党主義時代をテーマにした映画はたくさん撮られているが、それは監督同士がお互いの真似をしたということではない」

で、盗作疑惑に辟易したのか、次回作はもう共産党時代をテーマにした映画はやめた!とのことです。
あれ・・・私も以前書きましたが、「共産党シリーズ」を撮り続けるんじゃなかったの・・・?
旧東欧の「共産党もの」とかユーゴの「内戦もの」といったジャンルは、正直いってカンヌやらベルリン映画祭ではウケやすいものなんで、あえてウケやすいテーマを脱却して勝負するというのは、正しい姿勢ともいえますね。「カンヌでパルムドール獲得・・・めでたいけど何故いまさら共産党時代の話を?」という見方も国内にはあるし。

あと、こぼれ話。
"4 luni, 3 saptamani si 2 zile"の中で、ホテルの一部屋が舞台になるんですが(参考写真:Mishuさんのブログ)、どこで撮影したのかと思ったら、ブカレストのホテル・アストリア(Astoria) ですって!すっげー納得!!
このホテル、私の中で「ブカレストで泊まってはいけないホテル」第1位なんですよ。どうしても泊まりたいという方には「共産党ちっくなサービスを体験したい方にはお勧め」と言っているホテルでして。料金は安いのですが、外壁が汚い、フロントはおそろしく暗い、フロントの人は全員更年期障害かっていうぐらいイライラしている、部屋は古くてみずぼらしい、じゅうたんがなぜか濡れている、レストランはぼる、レストランのメニューに載っているほとんどの料理は品切れ中、レストランで注文してから料理が出るまでに果てし無く時間がかかる・・・とルーマニアのダメなサービス業のなかのダメエッセンスを凝縮したようなホテルなんですよ。ムンジウ監督、このホテルで共産党時代の1シーンを撮るとは、すばらしいご慧眼。つーか、このホテル、珍しく未だに国営ホテルなんですよね・・・。ブラヴォー。ここまでくると「負の遺産」として世界遺産に登録したほうがいいような気がしてきました。ああ、ホテル・アストリアよ、永遠に。
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# by heedoosama | 2007-06-03 16:59 | ルーマニアで芸術  

フレンチ、沖縄、ルーマニア

先日、私のお友達が京都にフレンチレストランを開店しました。
この友人は、お店のオーナーであり、シェフであり、元ルーマニア在住です。日本大使の公邸料理人をされていました。あれっすよ、大使の毎日のお惣菜を作りつつ、要人が来たら本格的フレンチを供するという超オールマイティーな能力が問われるお仕事です。

同じルーマニア在住の縁で、シェフとは良いアホ飲み仲間お友達として、お付き合いをさせていただきました。たまに、超絶美味いお料理もごちそうになりました。忘れられないのはテリーヌ。正直言って、私、テリーヌって日本のデパ地下で売っているのしか食べたことなかったんですよ。なんかあの、肉とか野菜とかいろいろ煮て固めた四角くて高いアレでしょ?ぐらいの認識で、別に美味いものという印象は無かったんですが、その彼が作ったテリーヌを食ったときには、おったまげました。あっさりして、かつコクがあって、しっとりしてて、うまいんすよ!レバーがふんだんに入っているんですが、嘘じゃないかっていうぐらい臭みがなくて、レバーのコクだけきれいに取り出したかんじ。

その彼が、日本に帰国して、さっそくレストランを開きました。restautant DOLCHというお店です。
お店のホームページはこちら

そんで、沖縄野菜やシェフが今まで行った土地の食材などを取り入れたフレンチを提供しているそう。で、ホームページのメニュー見たら、「島らっきょとトリッパ・ペンネ」がありました。トリッパといえば、牛の胃袋です。牛の胃袋といえば・・・ブルタじゃないですか!ブルタ(牛の胃袋)はルーマニア人がチョルバ(スープ)にして飲む、いわば国民食。それをフレンチに取り入れるとは・・・さすが元ルーマニア在住。うれしいねぇ。

さらに、シェフいわく、「ルーマニア産のツィカ(蒸留酒)もあるよ」とのこと。おぉー。フレンチなのに、何気にルーマニア。ぜひ、京都在住の人もそうでない人も、このレストランに行ってみてください。ルーマニアワインも豊富にあるそうですよ。

私とシェフの共通の友人も、このレストランDOLCHに行ったので、その時の写真を掲載します。写真提供してくれた友達、ありがとう!
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友人いわく「うにのパスタが美味かったよ~」とのことです。私はこのレストランDOLCHには行っていないのですが、日本でシェフが一時他のレストランに勤めていた時に、そこでサーモンのパスタをいただきました。マジウマ。

DOLCHのオーナーシェフですが、なんと私と同い年です。同い年で店持つって尊敬します。そして、同じ年代の私の友人知人の中で、最も紳士的な人物です。でも、おちゃめな人ですが(笑)
きっとレストランもきちんとした雰囲気でありながら、あったかくてくつろげる場所になっていると思います。
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# by heedoosama | 2007-06-01 02:54 | ルーマニアで食事  

ルーマニアで焼肉(2)

前々回の記事で焼肉のことを書きましたが、その続きです。

・・・っていうか前々回の記事書いたの、いつよ。


軽く約4ヶ月前です。すみませんすみません。
これだけ引っ張っておきながら、たいしたオチはありません。よくバラエティー番組なんかで「驚きの真相はCMのあと!」と言って、オチを引っ張りますが、まあそれと同じ手法です。4ヶ月はやりすぎましたが。許してください。

さて、焼肉に使う肉、アントリコット(カルビ???)を買いに行ったワタクシです。近所のスーパーで塊肉を買います。焼肉なら薄切り肉を買いたいところですが、ルーマニアでは薄切り肉なんてもの、売っていません。
で、家に帰って、まず肉を薄く切る作業です。

その前に、肉を軽く凍らせます。なぜかというと、生のままの塊肉は薄くスライスしようと思っても、フニャフニャで、ややもすると厚切り肉になりがち。かつお節のように硬くないと、薄く削ぐことができないんですね。
わくわくしながら冷凍庫の前で待ちます。あやとりとかしながら待つと良いとおもいます。
できました、半分凍った塊肉。
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どうです、奥様。ところどころに白いものが見えるでしょう。霜降りです!
・・・てなわきゃねぇ。
ルーマニアには霜降り肉はございません。白いものは氷です。見事な赤身。えーと、私の知っているカルビって確か、脂肪分がけっこう入っていたような。この肉、赤いですよ、赤い。真っ赤。俺のハートを流れる熱い血のように赤いです。どうしたんだ私。

b0040048_4294217.jpgまあ、細かいことは気にしません(ラテンの国だし)。とりあえず薄く切ってみましょう。肉は凍っているので、まずは日本の包丁研ぎ機で包丁を叱咤激励します。

b0040048_433885.jpgいいかんじに切れます。

で、焼きます。なんと我が家にはむかーし日本人駐在員の方から帰国にあたって、譲っていただいた、ホットプレートがあります。すんばらすぃ!!
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             じゅうじゅう~。
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ルーマニア在住日本人の方にいただいた焼肉のタレもあるし(日本人の皆さん、いろいろ恵んでくれて有難うございます)、サンチュはないけどサニーレタスでごまかせるし、わかめスープもあるし、気分的にかなり、日本の焼肉屋。わーい、わーい、「お母さん今夜の晩ごはん焼肉?」と知らない日本のガキがどこからか飛び出してきそうなぐらい、焼肉っぽいです。雰囲気は。

・・・で、肝心のお味はといいますと・・・結論から言いましょう。
アントリコット=カルビ、ではない(涙)
赤身です。赤身。でも美味しかったです。思ったより固くないです(ほめてないし)。昨年日本に行って、焼肉屋に行ったうちの旦那(ルーマニア人)も、いい具合に記憶が薄れていて「日本のヤキニクみたいネ」と喜んでいたし。まあでもカルビではないです。もっとあれだ、草原で草いっぱい食ってるたくましい牛の味だ。

で、後日気づいたんです。下味つけて焼けばもっと柔らかくなるんじゃないの、って。で、後日、同じ肉を玉ねぎとリンゴのすりおろしに漬け込んでから焼きましたが、心なしか肉が柔らかく、カルビに0.5歩ぐらい近づきました。おためしあれ。

在ブカレストのみなさま、美味い牛肉食うならあそこですね、あのスイス料理屋ですね。じゅーじゅー。
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# by heedoosama | 2007-05-31 05:04 | ルーマニアで食事  

ルーマニアの監督がパルムドール!!

すみません、ものすごく久しぶり投稿です。コメントの返事もしていなくてすみません。必ず書きます。私は元気です。

今日は、何故久しぶりに投稿したかというと、すごくすごくうれしいニュースがあるからです。
ルーマニアの監督が、カンヌ映画祭でパルムドールを獲得しました。やっと、やっと、ルーマニア映画もこれで国際的に注目されるんでしょうか。

今回受賞した監督の名前はクリスティアン・ムンジウです。日本のメディアでは「ムンギウ」と表記されているようですが、誤りです。
作品名は"4 luni, 3 saptamani si 2 zile"、日本語に訳すと「4ヶ月、3週間と2日」です。堕胎が禁止されていた共産党時代に、望まない子供を妊娠してしまったある女性が、大学の寮のルームメイトと一緒に非合法に堕胎を行う医師に会いに行くというストーリーだそうです。一部シーンがこちらで見れます。
ルーマニアではトランシルヴァニア国際映画祭で封切りされる予定。いや~~、楽しみです!!日本では配給されるのでしょうか。字幕翻訳、やらせてもらえないかな・・・。



ちなみに、この映画は監督自身の計画では、「黄金時代の思い出」と名づけられたシリーズものの一部になるそうです。このシリーズでは、共産党時代とは何だったのかを、共産主義そのもののイデオロギーには触れずに、個人の体験を通して語るものだそうです。

現地紙より、受賞にあたっての監督のコメントを転載します。
「今から1年前、私はこの映画を撮ることすら考えていませんでした。今から6ヶ月前は、資金がありませんでした。その後、どの部門でもいいからとにかくカンヌに出品できたらいいなと考えるようになりました。ここ、カンヌに来ることが夢でした。この度のパルムドール受賞は、低予算で映画を撮ろうとする全ての人にとって、希望となるでしょう。パルムドールを受賞するには大金を投じたり、有名人を起用することは必要ないという希望です」

今回、ルーマニアの別の監督である、クリスティアン・ネメスク氏の「カリフォルニア・ドリーミング」も「ある視点」賞を受賞したようです。しかし、ネメスク監督は2006年8月に、ブカレストで起こった交通事故で亡くなっています(ロガンのタクシーに乗っていて、エロイロールの橋のところでポルシェに追突された)。ここに哀悼の意を表します。

参考記事→Mishuさんブログマリチカさんブログ
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# by heedoosama | 2007-05-28 07:58 | ルーマニアで芸術