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ルーマニアで焼肉(2)

前々回の記事で焼肉のことを書きましたが、その続きです。

・・・っていうか前々回の記事書いたの、いつよ。


軽く約4ヶ月前です。すみませんすみません。
これだけ引っ張っておきながら、たいしたオチはありません。よくバラエティー番組なんかで「驚きの真相はCMのあと!」と言って、オチを引っ張りますが、まあそれと同じ手法です。4ヶ月はやりすぎましたが。許してください。

さて、焼肉に使う肉、アントリコット(カルビ???)を買いに行ったワタクシです。近所のスーパーで塊肉を買います。焼肉なら薄切り肉を買いたいところですが、ルーマニアでは薄切り肉なんてもの、売っていません。
で、家に帰って、まず肉を薄く切る作業です。

その前に、肉を軽く凍らせます。なぜかというと、生のままの塊肉は薄くスライスしようと思っても、フニャフニャで、ややもすると厚切り肉になりがち。かつお節のように硬くないと、薄く削ぐことができないんですね。
わくわくしながら冷凍庫の前で待ちます。あやとりとかしながら待つと良いとおもいます。
できました、半分凍った塊肉。
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どうです、奥様。ところどころに白いものが見えるでしょう。霜降りです!
・・・てなわきゃねぇ。
ルーマニアには霜降り肉はございません。白いものは氷です。見事な赤身。えーと、私の知っているカルビって確か、脂肪分がけっこう入っていたような。この肉、赤いですよ、赤い。真っ赤。俺のハートを流れる熱い血のように赤いです。どうしたんだ私。

b0040048_4294217.jpgまあ、細かいことは気にしません(ラテンの国だし)。とりあえず薄く切ってみましょう。肉は凍っているので、まずは日本の包丁研ぎ機で包丁を叱咤激励します。

b0040048_433885.jpgいいかんじに切れます。

で、焼きます。なんと我が家にはむかーし日本人駐在員の方から帰国にあたって、譲っていただいた、ホットプレートがあります。すんばらすぃ!!
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             じゅうじゅう~。
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ルーマニア在住日本人の方にいただいた焼肉のタレもあるし(日本人の皆さん、いろいろ恵んでくれて有難うございます)、サンチュはないけどサニーレタスでごまかせるし、わかめスープもあるし、気分的にかなり、日本の焼肉屋。わーい、わーい、「お母さん今夜の晩ごはん焼肉?」と知らない日本のガキがどこからか飛び出してきそうなぐらい、焼肉っぽいです。雰囲気は。

・・・で、肝心のお味はといいますと・・・結論から言いましょう。
アントリコット=カルビ、ではない(涙)
赤身です。赤身。でも美味しかったです。思ったより固くないです(ほめてないし)。昨年日本に行って、焼肉屋に行ったうちの旦那(ルーマニア人)も、いい具合に記憶が薄れていて「日本のヤキニクみたいネ」と喜んでいたし。まあでもカルビではないです。もっとあれだ、草原で草いっぱい食ってるたくましい牛の味だ。

で、後日気づいたんです。下味つけて焼けばもっと柔らかくなるんじゃないの、って。で、後日、同じ肉を玉ねぎとリンゴのすりおろしに漬け込んでから焼きましたが、心なしか肉が柔らかく、カルビに0.5歩ぐらい近づきました。おためしあれ。

在ブカレストのみなさま、美味い牛肉食うならあそこですね、あのスイス料理屋ですね。じゅーじゅー。
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by heedoosama | 2007-05-31 05:04 | ルーマニアで食事  

ルーマニアの監督がパルムドール!!

すみません、ものすごく久しぶり投稿です。コメントの返事もしていなくてすみません。必ず書きます。私は元気です。

今日は、何故久しぶりに投稿したかというと、すごくすごくうれしいニュースがあるからです。
ルーマニアの監督が、カンヌ映画祭でパルムドールを獲得しました。やっと、やっと、ルーマニア映画もこれで国際的に注目されるんでしょうか。

今回受賞した監督の名前はクリスティアン・ムンジウです。日本のメディアでは「ムンギウ」と表記されているようですが、誤りです。
作品名は"4 luni, 3 saptamani si 2 zile"、日本語に訳すと「4ヶ月、3週間と2日」です。堕胎が禁止されていた共産党時代に、望まない子供を妊娠してしまったある女性が、大学の寮のルームメイトと一緒に非合法に堕胎を行う医師に会いに行くというストーリーだそうです。一部シーンがこちらで見れます。
ルーマニアではトランシルヴァニア国際映画祭で封切りされる予定。いや~~、楽しみです!!日本では配給されるのでしょうか。字幕翻訳、やらせてもらえないかな・・・。



ちなみに、この映画は監督自身の計画では、「黄金時代の思い出」と名づけられたシリーズものの一部になるそうです。このシリーズでは、共産党時代とは何だったのかを、共産主義そのもののイデオロギーには触れずに、個人の体験を通して語るものだそうです。

現地紙より、受賞にあたっての監督のコメントを転載します。
「今から1年前、私はこの映画を撮ることすら考えていませんでした。今から6ヶ月前は、資金がありませんでした。その後、どの部門でもいいからとにかくカンヌに出品できたらいいなと考えるようになりました。ここ、カンヌに来ることが夢でした。この度のパルムドール受賞は、低予算で映画を撮ろうとする全ての人にとって、希望となるでしょう。パルムドールを受賞するには大金を投じたり、有名人を起用することは必要ないという希望です」

今回、ルーマニアの別の監督である、クリスティアン・ネメスク氏の「カリフォルニア・ドリーミング」も「ある視点」賞を受賞したようです。しかし、ネメスク監督は2006年8月に、ブカレストで起こった交通事故で亡くなっています(ロガンのタクシーに乗っていて、エロイロールの橋のところでポルシェに追突された)。ここに哀悼の意を表します。

参考記事→Mishuさんブログマリチカさんブログ
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by heedoosama | 2007-05-28 07:58 | ルーマニアで芸術