カテゴリ:ルーマニアで旅行( 15 )

 

クラヨーバ旅行 オルテニア博物館

クラヨーバ日帰り旅行の話の続きです。

クラヨーバにはオルテニア博物館というのがあります。
これは、クラヨーバを中心とする、オルテニア地方の歴史についていろいろ展示
しているところ。ま、せっかくだから、オルテニアについて学ぶべえ、と
なんとなく入ってみました。写真はこちらのサイトで。
蔦に覆われすぎて、蔦に取り込まれているというかなんというか、建物ちょっと
怖いです。

先史時代に始まり、ローマ軍のオルテニアへの進軍、中世教会美術、17世紀の
英雄、19世紀の農民蜂起、露土戦争・・・と時代を追って、各部屋ごとに
オルテニアの歴史がわかるようになっているのですが・・・。
1859年のルーマニア統一の後、次の間はすでに1989年のチャウシェスク
を倒した革命について展示してます。いきなり展示が飛んでいるんですけど、
どうして?

普通なら
①1859年、ルーマニア統一
②1881年、国王カロルI世即位、その後王制続く
③1948年、共産党による一党独裁政権始まる。国王亡命。
④1989年、チャウシェスク政権、革命により終了
となるはず。しかし、②と③がすっとばされているのです。

この理由を、私なりに考えた結果は次のとおりです:
まず、この博物館は共産党政権時代に建てられた。だからその当時は、
王制に関する展示を行うなんてとんでもないこと。共産党政権をたたえる
展示をたっぷり行っていた。
しかし、1989年の革命後、共産主義時代への反動から、共産主義に
関する③の展示は取り払われ、革命の英雄をたたえる展示を行った。
この際、②の王制に関する展示を新たに行いたいが、予算不足で
展示物を手に入れられないので、そのままになっている。

この博物館、ある意味、20世紀のルーマニアの、「王制がタブーとされる
共産主義時代へ、そして今度は共産主義がタブーへ」というイデオロギーの
変遷を体現しています。
興味のある人は、どうぞ(歴史に興味の無い人には多分おっそろしくつまらんです)。
Muzeul Olteniei
Str. Madona Dudu 11, Craiova tel:0251.418.631
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by heedoosama | 2005-06-22 14:06 | ルーマニアで旅行  

クラヨーバ美術館

で、クラヨーバに行ったわけですが、今回のお目当てはクラヨーバにある美術館
でした。ここの美術館、世界的に有名な彫刻家ブルンクーシの作品、「接吻」を
所蔵しているのですよ。ブルンクーシは日本ではブランクーシと言うのが通例に
なっているようですが・・・。イサム・ノグチも彼の弟子だったそうな。

この「キス」という作品ですが、こちらのサイトで写真が見れます。
写真で見ると、まあ大した事は無いのですが、実物はちょっとした小宇宙を中に
抱えた不思議な物体、というかんじでした。素直に言って、感動しました。
ここの美術館、テオドール・アマン、ニコラエ・グリゴレスク(10万レイ札に書かれ
ている画家)といったルーマニアを代表する画家の作品も多く展示してあり、ルーマ
ニア美術も小品が多いながら、やるのう、というかんじです。

ご覧のように、建物もなかなか美しいです。20世紀初頭、ルーマニアには多くのフランス
の建築家が呼ばれ、パリ貴族風の建物が建築されましたが、これもそのひとつ。
b0040048_444090.jpg

内部の展示室も、あきらかに以前はダンスホールだったような豪華な部屋もありました。
圧巻は、正面玄関入ってすぐ、の階段ホール。「おーっほっほ、私を女王様とお呼び」
と言いながらマリーアントワネットが降りてきそうな、いわゆるお姫様階段が!
ビロードの絨毯、彫刻入りの手すり、シャンデリア、大理石の柱・・・「こんなところを
ドレスの裾をひるがえして降りてこれたら楽しかろう」と妄想していたら、なんとそこで
ウェデシングドレス姿の花嫁さんの記念撮影がほんとに始まってしまいました。
なんで、美術館で花嫁さんが撮影を・・・(苦笑)

この美術館、建物は美しいし、展示もいいし、入館料は安いし(2万レイ=80円)、
ほぼ言うこと無し!なのですが、問題がひとつ。客は私たち2人だけで、
館員が暇だったのか、盗難対策に人間警報機システムを採用しているのか、
どこに行くにも、後ろに館員が2人ずーーーっとくっついてくるのです。
すばらしい絵画なぞ、ゆっくりその世界に浸りながら眺めたいのですが
背中に視線を感じて集中できないっちゅーの(苦笑)

ま、ちょっと集中して展示を見にくいところですが、かなり見る価値ありの美術館
でした。ブカレストからバスで日帰りで行けたので、暇な人はぜひ。
Art Museum
Calea Unirii, Craiova tel.0251-412-342 毎日営業
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by heedoosama | 2005-06-21 04:13 | ルーマニアで旅行  

バスで旅行

週末、旅行に行くはずが国鉄のストが終わらず・・・結局、ホテルもキャンセルする
ことに。
かと言って、せっかくいい季節なのに、ブカレストとじっとしているのも勿体無く、
比較的ブカレストに近い町で、バスで行きやすい街に行こう!ということになり、
行ってまいりました、クラヨーバ(Craiova)。
カタカナ表記だと、クライオバとかクライオーバとかいろいろ書き方があるみたい
ですが。

普段は電車で移動が多いのですが、たまに乗ったバスも、これがどうして
なかなか悪く無かったです。
私+日本人の友人で、バスの運転手の後ろの席に座ったのですが、
運転手にいいかんじにからまれまくり。「おめーら、なんでバス代金集めるの
手伝ってくれねーんだよー」「マジ俺らお前らに惚れたし。ていうか、俺、サイテー?」
とか暇らしく、すてきな会話を楽しまれてました。(いや、私も楽しみましたが)

このドライバーにいちゃん、うちらがドライブイン(という名のただの店)で休憩中、
カメラをいじってたら「俺撮って。っていうか、撮れ」って言ってきたので、撮って
あげました。
しかし、まだこっちがピントあわせている途中に「撮れた?ちゃんと撮れた?
ていうか、ちゃんと写真くれよ」と喋りまくり。ごらんの写真は「写真くれよー」
とせまっているお姿です。あらためてよく見ると、すんげえ腕毛。
b0040048_3372493.jpg


なお、そのドライブインのトイレはトルコ式便所、いわゆる「足置くところ付き穴」でした。
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by heedoosama | 2005-06-21 03:40 | ルーマニアで旅行  

馬のいる町

このゴールデンウィークは、日本からいらっしゃった観光客のかたの
案内をしたりしていたんですが、毎回観光客のかたに会うと、新鮮
な気持ちになります。
なにせ4年半も同じ国に住んでいると、もう最初の頃の「おおっ。何だこりゃ」
というオドロキは少なくなってきます。

観光客の人が田舎道を走る馬車を見て「何あれ~!馬車だよ!」
って騒ぐのを見ると「おお、ここは騒がねばいけないところであった」
とハッと我に返ります。観光用の馬車じゃないですよ。庶民の生活の足
としての馬車。車の代わりの馬車。

ブカレスト市内では馬車の乗り入れは禁止されてますが、たま~に、くず
鉄かついでロマ(ジプシー)の親子連れをのせた馬車がポカポカ
通り過ぎたりします。田舎町行けば、まだまだ馬車は大活躍。
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by heedoosama | 2005-05-10 05:29 | ルーマニアで旅行  

旅行者の皆さんへ

もうすぐ日本ではゴールデンウィークですね。毎年この時期は日本から
旅行に来るかたが倍増するとか。
今日は、旅行者のみなさんへの情報です。

①外貨持ち込み/持ち出し制限が変わりました

今月より、ルーマニアに来る人は、1万ユーロ相当の外貨及び
ルーマニア通貨の持ち込み/持ち出しが可能になりました。
1万ユーロといえば140万円相当ですから、けっこうな額です。
これを超える額は、税関での申告が必要です。
使い切れなくて余ったレイを、お土産に持って帰る際も、今までのように
金額を気にしてびくびくしなくてもいいのです。

②旅行者の方にお勧めサイト

1.ルーマニア国鉄CFRのサイト
ここで国内の鉄道連絡線の時刻を検索することができます。
ただし、今年のゴールデンウィークはルーマニア正教のイースター
とぶつかっています(5月1日)。大量の帰省客が出るため、列車での
移動は、早めのチケット購入をお勧めします!!
5月1日前はブカレスト発地方行きの列車が、5月1日以降は地方発
ブカレスト行きの列車が大混雑します。


2.ルーマニア国内長距離バス路線検索サイト
バスの路線を検索できます。このサイトに載っていない路線もたくさん
ありますが、今後まだコンテンツを充実させるそうなので、期待しましょう。

3.ブカレストのタウンガイド
このページでは、特にブカレストのレストラン情報が充実しています。
コメントも英語ですが、よく読むとけっこうお店を酷評しているのもあり、
辛口で笑えます。ブラショフ・タウンガイドも載っています。
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by heedoosama | 2005-04-22 23:55 | ルーマニアで旅行