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塩の町、スラニック・プラホヴァにて

スラニック・プラホヴァ(Slanic Prahova)というところに行ってきました。
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ここスラニックは岩塩の産出地、塩鉱があります。1943年から産出が始まったこの塩鉱、現在は単に博物館として一般公開されています。
実はルーマニアは知る人ぞ知る、岩塩の名産地。何でも、ルーマニアに埋蔵されている岩塩だけで、今後人類の消費する塩、100年分に相当するのだとか。ほんまかいな。
塩の町、スラニック・プラホヴァにて_b0040048_4325170.jpg 塩鉱の外観。
この中に入り、さらにエレベーターで地下208メートルまで、ガタンゴトンいう旧式のエレベーターに乗って降りていきます。かなりコワイ。ルーマニア人カップル、おおはしゃぎ。東京ディズニーランドのホーンテッドマンションより、キャーキャー盛り上がれます。
エレベーターを降りると、そこは巨大な地下迷路。ひんやりしています。塩鉱内の気温は常に12度に保たれています。
塩の町、スラニック・プラホヴァにて_b0040048_4385664.jpgなんとこれ、周囲の壁、天井、全て塩、塩、塩。壁をなめてみると、にがしょっぺー!

塩の町、スラニック・プラホヴァにて_b0040048_4442732.jpg塩鉱内の地図。内部の広さは7.8ヘクタール。どこまで行っても塩の壁。共産党時代は、多くの囚人がここで強制労働に従事したそうで、ちょっと雰囲気がおどろおどろし~
塩の町、スラニック・プラホヴァにて_b0040048_4504423.jpg内部の空気は湿っぽくしかも心なしかしょっぱいのですが、何でもこれが呼吸器系疾患に効くとかで、この中にサッカー場、バレーボールコートなどの遊戯施設があります・・・。何故かブランコとシーソーで遊べます。
何もこんなところで遊ばなくても(笑)
で、日本だったらこんな観光地、売店がいっぱい出て「塩まんじゅう」だの「塩焼き鳥」だの「塩ラーメン」だの商魂たくましく売るでしょう。いちおう、この中にも売店らしきものがあるのですが、 ちょろちょろとバスソルトを売っているだけ。「バスソルトいいかも」と思って買おうとしたのですが、色とか香料がついているものばっかり。「無着色無香料のやつってないんですか?」と売店の人に聞いたら出てきたものが・・・そこらへんのビニール袋に入った6キロ入りの無添加塩(笑)
6キロもいるかー、バスソルト!!でもなんと6キロで5レイ(200円弱)。安っ。ごじゃれた小ビンに入れて、400円ぐらい取って商売したほうがいいのに。ああ、いいなあ、この商売っ気のなさ(笑)。好きだ、ルーマニア。ええ、買いましたよ。

ブカレストから日帰りでいける観光地としては、ブラン城、シナイアあたりが有名ですが、ぜひお時間のある方はスラニックまでどうぞ足を伸ばしてください。プロイエシュティからバスまたは電車でいけます。
時刻表はこちら→バス 電車 (でも乗り継ぎが悪いので、ほんとはレンタカーとかで行くのが一番お勧め)
スラニックの塩鉱の連絡先はこちら

住所:Cuza Vodă nr.22,Slănic,2101, jud.Prahova
Tel: (+4) 0244 240 994
Fax: (+4) 0244 240 997
e-mail:sns@salrom.ro
http://www.salrom.ro/index.htm
毎日9時から15時まで営業。

スラニックの塩鉱についてはこちらのブログでも取り上げられています。

by heedoosama | 2006-04-19 05:12 | ルーマニアで旅行  

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