ブカレストに川、現る

雨、雨、雨ですよ。
また洪水になるかなーと思ったら、ブカレストの一部がやっぱり洪水状態
になってました。本日、夜7時くらいにタクシー乗って中心街から南に
向かったとき。そっちの方に行くには、ブカレストでも有名な、道路の水はけ
が悪い場所があるんです。で、私の乗ったタクシーは少なくとも20年前に
製造されたんではないかというような、ボロ国産車。
運ちゃんは無線で仲間の運転手に「そっちのほうはちゃんと通行できる?」
って確認して「大丈夫」っていう返事を得ていたんです。
で、実際その場所についたら・・・道路が冠水しまくり。一面、水、水、水。
それほど降ってないのに(傘さしてれば普通に歩ける)、その箇所は
下水道がつまってて、水ハケわるすぎなんです。

運ちゃん、それでも果敢に突っ込んでいったんですが・・・道路という
名の湖に。
真ん中まで来たあたりで、「なんとかこのままこの箇所を通り過ぎるかな?」
と思った後、横をバスが通って、びっしゃああああああああああああああああ
とサーフィンできるぐらいの(マジ)波を私たちの乗ったタクシーに
降りかけてくださいました。で、セルモーター、あっけなく死す。車、停まる。
さあ、どうしよう、川と化した道路の真ん中で立ち往生。「もう後は
降りて自分で行って」って言われたら、どうしようって、ハラハラしました。
しかし運ちゃん、果敢に靴脱いで、ひざ下まである水に入って、手で車
を押しました。まじ、かわいそうでした・・・。外は息が白くなる寒さなのに。
水につかって。
でも「私、降ります」とは言えませんでした。だって降りたらスーツ&
ハイヒールな私も水びだし・・・。

で、100メートルぐらい?運ちゃんは車を押して、とりあえず路肩に
つけて車の前開けて修理しようとしてました。そしたらですね、降りそ
そぐ雨の中、たまたまそこを通った通行人のおじさんが、運ちゃんに
傘さしてあげて寄り添ってくれてるのですよ。知らない人なのに、あまり
にもかわいそうに見えたんでしょうね。いい国です、ルーマニア・・・。
その上、通りかかった別のタクシー会社の運ちゃんも、客乗せてるのに、
牽引してくれました。知らない人なのに、一緒に水につかって、ロープで
車つないで。先導者のお客さんもいやな顔ひとつしないで、待っててくれて。
知らない人、ほんとに困っている人に親切にしてくれるて、さっさと去って
いくなんて、あんたらかっこ良すぎです。牽引で助走をつけたので、
エンジンもかかるようになって、なんとか危機一髪。

タクシーの運ちゃんは、水びだしのドロドロで、はだしで運転しながら
目的地まで私を送ってくれました。チップ弾んどきました。でも、支払いし
たのは、私じゃないあたりがミソ(笑)
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by heedoosama | 2005-09-21 05:41 | 嗚呼、愛すべきルーマニア人  

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