神様は見た
2005年 05月 08日
祈りを捧げる日です。ルーマニア正教では、このきまりが生活に浸透して
います。かといって、日曜日に一日中お祈りをしているわけでもないし、
毎週日曜はかかさず教会に行く人は少ないです。
しかし、「安息する」という部分はきちんと守っていて、日曜に洗濯を
しては罪になると考えられています。
うちの彼氏のお母さんも、彼が洗濯物を持っていっても「日曜日は
洗濯しちゃいけないから、月曜日にね」と後回しにされます。
これが結構若い人も信心深く、日本でルーマニア人と結婚した私の友人
のYちゃん(日本人)も、これに悩まされています。せっかくの日曜日、
外は晴れなので洗濯しようとしても「罪になるぞ!」とだんなに禁止されます。
ここは日本なんだからいいじゃん、というのは通じません。
この習慣はクリスマス、イースターといったキリスト教の祝日にも適応されます。
Yちゃんは、クリスマスの日が、ゴミ収集日にたまたまあたっていたので、
ゴミを持っていこうとしたら、だんなに「今日はクリスマス。ゴミ出しをしたり
働いたら、罪になる」と主張されました。しかしそこはYちゃんもかたくなに「だって
日本は平日だし、今日ゴミを出さなかったら、次の収集日まで待たなきゃ
いけないから、やだ」とだんなを無視して、ゴミ袋を担いで外にでました。
ところが・・・。
マンションの階段で転落して、転げ落ち、ズボンの尻が破けるという
ひでー目にあったのです。
それを見ただんな、「ほら、神様は見ている。罰があたったろ?」と得意げだった
そうな(笑)
私の彼氏の母親に、試しににこのエピソードを語ったところ、「日本にいても
神様はちゃんと見ているのよ」と、やっぱり得意げ。
うーん、信心深いルーマニア人に自信をつけさせてしまったようです。
by heedoosama | 2005-05-08 00:30 | ルーマニアの風習